家工房の想い

家づくりで最も大切に考えているもの・・・
「家族の暮らしがそこにある」ということ

 

家工房は「ちょうどいい感じの家」を目指します。

近年のインターネットの普及で、間取りや個性的なデザイン、機能的な素材や性能など、住まいに関するあらゆる情報で満ち溢れています。
家を建てることは人生の中で大きなことなので、とことん情報を集め、見比べ、悩みに悩まれることでしょう。
豪華さや大きさにこだわり、それらをすべて実現させたとしても満足のいく住まいになるかどうかはわかりません。
「客間を設けたけれどほとんど使わない」「オープンキッチンの片付けがストレスになっている」など実際の、住まい方よりも間取りの概念や流行りにとらわれると残念な結果になってしまうことも...。
お施主様がどのように日常を過ごされているのか、そして新しい住まいでは、どのような日常を送りたいかをできる限りお聞きし、家族が自然と語り合える家づくりを提案いたします。

家工房がこだわるポイントは5つ

ポイント1 家族の気配を感じる住まい

家は仕事や学校から帰り、その日の緊張がほどけ、家族が自然に語り合える場所。そのような暮らしのもっとも当たり前の日常を大切にしたいと思います。
例えば間取りの一例として玄関につながる廊下をなくしてリビングに直結させ、リビング内に階段を設置すると、個室に直行する前に家族の顔を見ることができます。
リビング上に大きな吹抜けを設け、回廊のように個室を配置すると、1階にいながら2階の気配が感じられます。このようなプランを得意としますが、これに限りません。
お施主様の求める住まいのあり方を一緒に考え、最適な住まいを提案いたします。

ポイント2 四季の移ろいを感じること

家工房では庭と室内のつながりを大切にしています。それは庭木を通じて四季の移ろいを日々の暮らしの中で感じられたらと願っているからです。
庭のお手入れをすることで、特に子どもさんのいるご家庭では、木々の成長にたくましさと感受性が養われることでしょう。
室内においては無垢の床材の使用を極力お勧めしています。
自然素材ならではの肌触りを楽しめ、調湿効果も優れているため、湿気の多い日本の気候に最適な素材といえます。
柱や梁などの構造材は近畿圏の国産材を使用しています。落ち着きのある木造住宅の良さを実感いただけることでしょう。

ポイント3 収納と動線を最大限に活かす

「思い出の家具をどうしても使いたい」という場合を除いて、基本的には造り付けの収納家具を提案します。
収納するモノの量と室内の雰囲気に合った造作家具になりますので、
いつも部屋がすっきりし、便利に気持ちよく使うことができます。
入居後、市販の収納家具で使い道のない隙間ができたり、突っ張り棒で物を隠すというところを避けたいですから。
家事動線の提案も得意としているところです。
私自身家事をやるのでどう動けば家事がスムーズにこなせるかを日々研究しています。
キッチンから洗面所、物干し場への導線を単純にし、家事のしやすさなども意識した間取りを実現いたします。

ポイント4 在来工法の良さを知ってほしい

在来工法とは柱と梁で構成される日本の木造建築の伝統ともいえる建て方です。
従来この工法では、棟梁と呼ばれる大工が棟上げから造作工事まで一貫して担ってきました。
しかし近年ではツーバイフォーなどの建築様式が取り入れられたり、
部品を製品化するなど、現場での作業効率を優先した工法が増えてきました。
それらは工期が短く品質にムラがないというメリットがありますが、
家工房では人が住む家だからこそ木など自然のものを使い、人の手でじっくり作りたいと考えています。
このような家づくりは日本のものづくりの文化そのものであり、大切にしたいことです。
手仕事を感じる家はきっと愛着も湧くことでしょう。
そんな温かい家を提供したいと思います。

ポイント5 相談から引渡まで、ブレない一貫体制

ハウスメーカーや大手工務店は各部署の担当者がお客様と打ち合わせをし、情報を引き継いでいきますが、
家工房ではお施主様との打ち合わせや設計、施工管理、アフターフォローを含め 、基本的にはすべて私ひとりで対応します。
いつも顔の見える関係なのでお子様とコミュニケーションを深めることができ、物事の食い違いがなく現場がスムーズに進みます。
ひとりでやっていることのスケールメリットだと考えます。
とは言え、全くのひとりではありません。
2級建築士である妻が仕事の正確性を高めてくれています。
南河内の小さな工務店がつくるちょうどいい感じの家をぜひ知っていただければ幸いです。

代表 渡部要介